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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
784/4321

うま。

いつものバス停にて――


「マックシェイクに新フレ〜バ〜? 甘夏みかん味

――ね〜……なかなか良さそう」

月夜がグルメ系ニュ〜スにあったそんな記事を見ながら、


「なんか、もっと肉肉した話題なのかなぁ〜そろそろウナギもいいよね〜」

そんな事を言いながら、


「おっ! すき家でマ〜ボ〜ナス牛丼っ!」

そう声を上げる月夜にロト――伝説の剣っぽい爪楊枝が突きつけられる。


「月夜……ワダイにするならこっちのスタバ『ストロベリ〜ディライトフラペチ〜ノ』でしょ!」

イブキがそう力説しながら伝説の剣型楊枝を上下に動かす。


「んぐっ! はっで、ほ〜がないでしょ。ウヒはオニクしかキョ〜ミないもん」

伝説の剣の先っちょ刺さった唐揚げをパクッと口に入れた後、そんな事を言う月夜。


「イブキさんのホイミからあげたべないでよっ!」


「だって、差し出されただモン」

月夜はイタズラっ子っぽく笑いながら油でテカっる桜色の唇をぺろっと舐めとる。


「へぇ〜……月夜って、めのまえにだされたらなんでもクチにいれちゃうんだぁ〜」


「そ〜いわれると、なんかイヤね……」

 心底嫌そうな表情で自身を守る様に腕を身体に巻きつけながら、


「うんとさ……」

 イブキがなにかを思い付いたように口を開く。


「月夜のめのまえにオニクをぶらさげると、すっごいスピ~ドではしりそ~だなぁ~……」


「ウチは馬じゃないからっ!」

 そう叫ぶ月夜だった。

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