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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
772/4315

ましゅまろ。

いつものバス停にて――


「4月29日からミニストップでタンドリ〜チキン串!」

月夜が串に刺さったからあげみたいな画像を見ながら興奮した声を上げる。


「いいね! ちょっとサラダは前のアレでこりたし……やっぱし肉よね〜お肉は正義よっ!」


「柔らかくてジュ〜シ〜な鳥のもも肉をバタ〜とスパイスでつけこみスチ〜ムオ〜ブンで焼き上げたかぁ〜……じゅるり」

月夜がそんな風にマ〜ライオン化している隣では、


「オトコのヒトはマシュマロバストがすきっ! おっぱいがおっきくなるラぐ――ラクど――ラクトゲン? をハイゴ〜したバストアップサプリっ‼︎」

 イブキは興奮のあまり自分のスマホ画面を食い入るように見る!


「これこれこれこれこれ――こ~~~~~~~~~ゆ~~~~~~~~~~~~のをまってたんだよっ! これさえあればイブキさんのホンライのうつくしさ――おっきなオッパイのイブキさん――」


「そんなのもうイブキ感ゼロじゃない」


「なんでさっ! ムネのおっきなイブキさんがいてもいいじゃないっ!!」


「イブキはそのまな板の様な胸にイブキのイブキたる所以が詰まってるのであって、おっきな胸のイブキはイブキたりえないっ!」

 ビシっと人差し指を突き付けてそんな事をいう月夜。


「む、むつかし~コトいっても――」


「まあ、わかりやすく言うと、アンタのそのチンチクリンな体型に胸だけおっきくなるとバランス悪いわよ――って、あぁ……そ~やって落ち込むからオブラ~トっぽいモノに包んだのに……」

 涙目で額を『ガンっ!』っとバス停の時刻表に当てるイブキそういう月夜だった。

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