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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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すぐたべられないサラダ。

いつものバス停にて――


「ふむふみゅ――もしかしたらライネンは7sじゃなくて、8がでるカノウセ〜もっ⁉︎ ジョ〜ホ〜ではホ〜ムボタンがタッチパネルになって、ムセンジュ〜デンにタイオ〜かぁ……ホントならスッゴイけど……アンドロイドもさいきんじゃよくなってきてるってはなしだし……」

テクノロジ〜系ニュ〜スにのっていた真偽不明のあやしい記事を読みながらそんな事を呟いている隣では――


「んふふふ――たまには野菜も食べないとね〜」

そんな事を言いながら店員さんが付けてくれた箸を取り出し、フタを開ける。


「なによっ! これっ‼︎」

サラダのプラスチック容器を開けた月夜がそう叫ぶ。


「な、なに? ど~したのっ!?」

 イブキが慌てた様子で声をかけてくる。


「ウチの……ウチの……サラダが……」

 そういいながら手にもった器を見せる。


「ウチのサラダが……土に……」


「あ~……月夜、それって……」


「ん?」

 よほどショックだったのか涙目で土の表面を指で突いていた月夜に、


「それね~ジブンでそだててヤサイをシュ~カクしてからサラダにすんだよ」


「でも、でも。コンビニのサラダのコ~ナ~に置いてあったよコレ」

 涙目で土の入った容器を見せてくる。


「ツイッタ~でもそ~いうホ~コクおおいね。たぶんおいたテンインさんもわかってないとおもう」


「う~……」

 不満顔でそう唸る月夜の頭を撫でながら、


「まっ、そだてたらおいし~サラダになるからそだててみよ~ね」

 そういうイブキだった。

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