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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
765/4324

つんでれ。

 いつものバス停にて――


「ロッテリアで『全のせバ~ガ~』が期間限定で登場っ!?」

 月夜が愛用のグルメ系ニュ~スアプリを見ながら、そんな声を上げる。


「あぁ……全乗せ……なんて、なんてステキな響き♡」

 月夜は恍惚とした表情で呟く。


「4種類のパティにスライスチ~ズに半熟タマゴ、ベ~コン7種類の具材と6種類のソ~スが合わさった濃厚な味わいっ!!」

 そんな事を言いながらタワ~の様にそそり立つハンバ~ガ~の画像をウットリとした表情で見つめる月夜。


「ね~ね~月夜」

 イブキが月夜の腋腹辺りの制服をチョイチョイと引っ張りながら。


「ん~?」

 いつものようにマ~ライオンのように口から出ているヨダレを慣れた体裁きでかれ~に回避するイブキ。


「月夜ってツンデレだよね?」

 というイブキの問いかけに、


「どしたの? ダイブツさまみたいなカオして」

 イブキの質問に大仏のように悟りきった表情をした月夜は、


「まっ――いいや。ツンデレってさオトコのヒトがだいすきなんだって!」


「だから?」


「だからさぁ~。ど~やるのかおしえてよっ!!」

 そんな事を言いつつ、にじり寄ってくるイブキのスマホ画面には『男性にモテまくるツンとデレの使い分けを極めろ!』という如何わしい画面が見えた。

 月夜はタメ息を吐いた後に、


「いや。アンタはそ~ゆ~ケドさぁ~……ウチは自分がツンデレなんて思ってないんだよね」

 そういっても引き下がらないイブキを悟りきった表情のまま聞き流す月夜だった。

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