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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
758/4316

いちご。

 いつものバス停にて――


「一平ちゃんの新商品は『わさびマヨ』かぁ~……あれ? これって去年もなかったっけ?」

 月夜が愛用の新型スマホでグルメ系ニュ~スを見ながら、


「あぁ……やっぱし去年もでてたか、ええっと……去年のに比べて刺激とコクを上げて……40パ~セントの増量っ!? 量が多くなんだっ!?」

 月夜がそんな感じで感激してる隣では、


「スタバのシンサクはメロンかぁ~……」

 イブキがスマホ画面を見ながら、そんな事を洩らす。


「もう、イチゴのきせつはおわちゃったのかな~?」

 イブキが残念そうに呟く。


「イチゴの商品が食べたいの?」

 イブキの残念そうな声を聞きとめた月夜が「良い物があるよ」と言いながらスマホを操作し――


「はやく! はやく!! どんなのがあんのっ!?」

 イブキがイチゴの食べ物と聞いてテンションを上げながら、月夜の続報を待つ。


「おっ! あった、あった」

 そう言ってイブキのほうにスマホ画面を見せながら、


「はい。これイチゴ納豆――」

 ニコニコ顔でそう言う月夜が見たのは、すっごいイヤそうな表情のイブキの顔だった。

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