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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
743/4316

うら~

 いつものバス停にて――


「マックが3種の商品『ベ~コンレタス』『メガマフィン』『グルドルベ~コンエッグ』のベ~コンの重量をそれぞれ2倍にっ!!」

 月夜が愛用の情報アプリの中からグルメ系情報を見ながら、


「いいね! いいよっ!! お肉のボリュ~ムが増えるのはとってもいいコトっ!!!」

 記事を読みながら、そんな事を呟いている月夜。


「あっ! でも、価格が10円上がちゃうのかぁ~……」

 記事の続きを読みながら、落ち込む月夜。


「ん?」

 ふと――月夜は隅にある記事が目についた。


「マックの裏メニュ~?」

 月夜がそんな記事を見つけると、瞬時に記事を開く。


「ウチってこ~ゆ~のに目がないんだよね~――なになに……『ダブルミックスバ~ガ~』? ふ~ん……いいじゃない! おいしそ~!!」

 瞳を輝かせてそう洩らす月夜に。


「それツイッタ~からでたガセネタらし~よ」

 あまり興味なさそうにそう教えるイブキだった。

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