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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
742/4317

ど~ぶつ。

 いつものバス停にて――


「ふむふみゅ――ことしでるキンタ~ズ15にリョウ・サカザキとギ~スさまのサンセンがケッテ~っ!」

 イブキがゲ~ム情報を興奮した様子で読んでいる。

 

 その隣で――


「カピバラと混浴かぁ~……」

 月夜が那須どうぶつ王国にある『カピビラの湯』というお湯に浸かるカピバラを眺めながら温泉入れるという記事を読みながらポツリと洩らす。


「触れないのかなぁ~? 温泉の中で膝にのせてモフモフできのかぁ~?」

 月夜が興奮したような手つきでスマホ画面を下にスクロ~ルさせ記事の続きを表示させる。


「う~ん……ガラス板で仕切られてんのか……残念……」

 月夜が心底、悲し気に、


「どっかの秘湯とかに猿と一緒にはいれるトコとかないのかなぁ~? サルに混じって温泉とか――いいなぁ~」

 そんな光景をイメ~ジしたのか幸せそうな表情でそんな事を呟く月夜の隣では、


『そんなの月夜のまわりにだけサルさんがよってこなくて、ク~ハクちたいになるにきまってるよ』

 そんな事を考えていると、


「あぁ~。でも秘湯とかだと服をサルに持っていかれたら、ど~しよ~?」

 月夜が口元に一指し指を当て、眉間にシワを作りながら困り顔をする。


「ダイジョブ! 月夜のニオイのついたふくなんてもってくイノチしらずなド~ブツはいないからっ!!」

 思わずそう言ってしまうイブキだった。

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