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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ぜ〜きん。

いつものバス停にて――


「4月1からミスドで新作3種類かぁ〜」

月夜が愛用のグルメ系情報アプリでそんな記事に興味を持つ。


「ええっと……なになに……クロワッサンマフィンでチーズクリームとチョコアーモンドとブルーベリーカスタードの3種類――うぅ〜どれもおいしそ〜! じゅるり」

マ〜ライオンの様になっている月夜の隣では――


「はたらくオンナのヒトにき〜てみた。ジブンであたらし〜ゼ〜キンをきめるとしたら、どんなモノがなっとくできるか? う〜む……」

イブキにしては珍しくそんな社会派の記事を読んでいた。


「やっぱし……キョニュ〜にはゼ〜キンかけるべきだよね!」


「ちょっと待って!」


「ふみ?」

 イブキの呟きを聞きとめた月夜が口を挟んでくる。


「なんで胸が大きいと税金なの? 大きい方が不便なんだから小さい方にかけるべきじゃない?」


「えぇ~!! なんでさっ! 月夜そのオッパイでイイおもいしてるじゃん!!!」

 イブキが口を尖らせながら抗議する。


「だって――大きいとカワイイ下着も少ないし、肩こるし、重いし、それに――」


「それに?」


「ちっさいのをおっきく見せる事はできるケド、おっきいのをちっさく見せ事できないモン!」

 自信満々にそう言い切る月夜にイブキはしぶしぶながら同意するのだった。

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