あるばいとさがし。
いつものバス停にて――
「う〜ん……ウィ〜ユ〜のセ〜サンうちきりってケッキョクどっちなんだろ? つづくのかな? おわっちゃうのかな?」
イブキがゲ〜ム情報の2つの記事を見ながら、そんな事を呟いている。
「ウィ〜ユ〜って、そんなにうれてないのかな? ポッケンとかスプラとかすっごくおもしろいのに……」
相反する2つの記事を見つめながら、
「ねぇ、月夜はど〜おもう?」
隣でさきほどから真剣な顔でスマホをイジってる月夜に話しを振る。
「ど〜でもいいわよ」
「ヒドっ! さっきからなにイッショ〜ケンメ〜やってんのさ?」
「他人事みたいに……アンタがいいアルバイト知ってるってゆ〜から、新しいスマホ予約したのに――なによアレ」
「えっ! 月夜にピッタリだとおも〜うけど」
「カレ〜メシくんの中身が?」
「うん!」
「いや、百歩譲って、着ぐるみアルバイトだったとしても報酬がベトナム丼だしっ! お金じゃないしっ! しかも募集してるトコ、ベトナムだったしっ!」
「じゃ、こんどこそ――おもしろいキンサクをショ〜カイするよ」
「もう『おもしろい』って付いてるだけで不信感ハンパないんですが……」
「ダイジョブ、ダイジョブ! ジっちゃんのナにかけてっ‼︎」
「勝手に名を賭けられるアンタの祖父に同情したいわ……」
「クイズにこたえて450マンエンのオ〜ゴンのフトンをもらえる――」
「もう運だのみっ⁉︎」
でも、応募した。




