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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
726/4318

ぽてとコ〜ラ。

いつものバス停にて――


「う〜ん……アルファテストのレポ〜トよんでると、すっごくうらやまし〜なかぁ〜……」

イブキがテクノロジー系のニュ〜スを見ながら、「いいな、いいなぁ〜」を連呼する。


「208にんでテ〜インなのにジュ〜マンにんも、おしかけたんだモン! きっといってもテスターになれなかったよね……う〜ん……でも、イブキさんヒキつよいし、もしかしたら――」

イブキが記事を読みながら、悶々とそんな事を洩らしていると、


「イブキ、イブキ!」

月夜がスマホ片手に呼びかけてきた。


「ん〜?」

 月夜の声に間の抜けた返事をするイブキ。


「今日、帰りにゲ~セン寄っていかない?」


「むう~……月夜がキュ~にそんなコトゆ~なんて……なんかめずらし~ってゆ~よりもアヤシ~」

 ジト目でそう返すイブキ。


「な、なんにもないわよ」

 中空に視線を彷徨わせながら、


「ただ――」


「ただ?」

 月夜がスマホ画面を見せながら、


「これ取って!」

 そこに写っていた物は――


「ポテチあじのコ~ラ? なんかまえはコ~ラあじのポテチじゃなかった?」

 イブキ以前、クレ~ンゲ~ムで取らされた時の事を思い出す。


「うんうん。その逆バ~ジョンがでたからさ――」


「でたから?」


「もう――どっちも揃えて一気に食べてやろ~~って!!」


「コ~ラあじのポテチとポテチあじのコ~ラを?」


「うん!」

 すっごい笑顔でそう答える月夜に何も言えなくなったイブキだった。

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