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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
723/4320

あたらし~アルバイト。

 いつものバス停にて――


「おぉ~!! ハンタハンタ再開すんだっ!? 今週のジャンプで詳細発表? まだいつから載るかわかんのかな~」

 月夜が自分の好きな漫画の情報を見つけ、静かに高鳴る期待感を抑え込む。


「アイスとプリンのがったいスィ~ツかぁ~……」

 そんな月夜の隣でイブキがアイスの新商品チェックをしていた。


「トロっとしたカラメルソ~スがアクセントのプリンアイスバ~……う~ん、サイキンちょっとあったかいし、こ~ゆ~のたべたくなるなぁ~」

 イブキがスマホの天気アプリで一週間の気温を見ながら、


「でも……おかねないからなぁ~……なんか、イイおしごとないかなぁ~……」

 そんな事を呟きながらスマホでアルバイトを探し始めるイブキ。


「う~ん……なかなかイイのないなぁ~……ジキュ~よくってラクでゲ~ムできるオシゴト……」


「そんなトコ、あるワケないじゃない」


「おっ! 月夜、月夜!!」

 なにかを発見したイブキは呆れ顔をしていた月夜に、


「これみてよ! 月夜にピッタリのオシゴトあるよっ!!」


「え~……なんかウサンくさいなぁ……」

 月夜はそう言いながら、イヤそうな顔をする。


「なんかね。おそ〇さんのグッズをつくる、『はたらき〇』さんをボシュ~――」


「見せて!」

 物凄い勢いでイブキのスマホを奪う月夜だった。

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