あたらし~アルバイト。
いつものバス停にて――
「おぉ~!! ハンタハンタ再開すんだっ!? 今週のジャンプで詳細発表? まだいつから載るかわかんのかな~」
月夜が自分の好きな漫画の情報を見つけ、静かに高鳴る期待感を抑え込む。
「アイスとプリンのがったいスィ~ツかぁ~……」
そんな月夜の隣でイブキがアイスの新商品チェックをしていた。
「トロっとしたカラメルソ~スがアクセントのプリンアイスバ~……う~ん、サイキンちょっとあったかいし、こ~ゆ~のたべたくなるなぁ~」
イブキがスマホの天気アプリで一週間の気温を見ながら、
「でも……おかねないからなぁ~……なんか、イイおしごとないかなぁ~……」
そんな事を呟きながらスマホでアルバイトを探し始めるイブキ。
「う~ん……なかなかイイのないなぁ~……ジキュ~よくってラクでゲ~ムできるオシゴト……」
「そんなトコ、あるワケないじゃない」
「おっ! 月夜、月夜!!」
なにかを発見したイブキは呆れ顔をしていた月夜に、
「これみてよ! 月夜にピッタリのオシゴトあるよっ!!」
「え~……なんかウサンくさいなぁ……」
月夜はそう言いながら、イヤそうな顔をする。
「なんかね。おそ〇さんのグッズをつくる、『はたらき〇』さんをボシュ~――」
「見せて!」
物凄い勢いでイブキのスマホを奪う月夜だった。




