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おばけ。
いつものバス停にて――
「ドリ〜ムキャストでレンソ〜するソフトかぁ〜……」
イブキがゲ〜ム系の情報にあったレトロゲ〜関連の話題を読んでいると、そんな記事が目についた。
「シ〜マンってこたえるヒトがおおいんだぁ〜……イブキさんはダントツでオラタンだよっ! バ〜チャロンだよっ‼︎ オラトリオタングラムだよっ‼︎!」
と、徐々に熱を帯びた声で続ける。
「おと〜さんアイヨ〜のジュ〜ナナダイメ『ツインスティック』なんてガバガバでときどきありえないトリッキ〜なうごきするときあんだよね〜」
「う~ん……」
「どしたの? むつかし~カオして」
隣でなにやら悩んでいた月夜のスマホ画面を覗き見るイブキ。
「オバケのジュミョ~は400~500ねんぐらい? へェ~……そ~なんだ」
イブキは月夜が見ていた記事のタイトルを読み上げる。
「あっ! もしかして……ジュミョ~があるならころせる! とかおもってない?」
「お、思ってないわよっ!!」
早くみんな寿命迎えてくれてないかな~っと思ってた月夜でした。
幽霊の寿命はオカルトマニアの間では割と有名のようです。




