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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
702/4319

きゃんぺ〜ん。

いつものバス停にて――


「新しいカレ〜メシに『レモンクリ〜ム』味が登場」

月夜が愛用のグルメ系ニュ〜スで発見した、そんな記事を読む。


「ミルクでマイルドに仕上げたカレ〜の中にレモンを加えた、春らしい爽やかな味かぁ〜……こんなん絶対おいし〜よ‼︎」

味の感想を見ながら『じゅるり』する月夜の隣で、


「う〜……ポンタのポイントが……ポイントが……」

イブキがスマホで自分のポイントを確かめながら悲痛な呻きを洩らす。


「もっとゲオっとけばよっかたかな〜……」


「どしたの急に?」


「ん~? こんど~さ~イブキさんのすきなキャラのトケ~がポンタポイント2000でもらえんだけど……」


「ふ~ん……」

 さして興味もなさそうに返す月夜。


「ビミョ~にたんなくてさぁ~……チュ~センだと50ポイントでオ~ボできるから、こっちにかけてみよ~かなって」


「ふ~ん……ウチはあんまそ~いうの興味ないけど……」


「え~! じゃ、ライゲツからはじまる『おそ〇さん』のキャンペ~ンとかもキョ~ミないんだ? ファミマのやつ」


「ささ、ファミマでチキン買いに行くわよっ!」


「いやいや……ライゲツからだから……ホワイトデ~のイベントだから」

 月夜の変わり身の早さに呆れるイブキだった。

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