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稀によくでる。
いつもバス停にて――
「おぉ! ロ〜ソンコラボ、つぎのやつでアキツシマのフィギアでるんだぁ!」
イブキが今日もユンケルを飲みながら、最新のゲ〜ム情報を見て。
「またユンケルじゃないよね? イブキさんタペストリーのためにタイリョ〜がいしちゃって……げんきまんまんすぎなんだモン! いまなら24ジカンぶっと〜しでゲ〜ムできちゃう‼︎」
「勉強はしないんだ」
「そんなのしないよっ!」
と、言い切るイブキ。
「そんな自信満々で言い切る事じゃないからっ!――ったく、せめて宿題ぐらいやんなさい」
「それも月夜にうつさせてもらってるし」
指で『V』の字をつくりながら、
「まったく……」
月夜は呆れ顔のまま腕組みをする。
「これで前回の試験で学年一位とったなんて、信じらんない」
「プレ4かかってからねぇ~」
今度は両手で『V』をつくりながら『にぱっ』と笑顔でそう言い切るイブキだった。




