表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
695/4317

きのことたけのこ。

いつものバス停にて――


「アンドロイドばんのカンコレはゼンデ〜タひきつぎかぁ〜……いいなぁ〜……ジュギョ〜ちゅ〜にこっそりエンセ〜とかだせばシゲンかでげるし……」

イブキが学生にあるまじき事を呟きながら、先を読み進める。


「プレステのVRもあきぐらいにはんばいヨテ〜なんだ! いくらぐらいになるんだろ〜? もう、いろいろガクセ〜のフトコロぐあいをコウリョして5000エンとかしてくんないかなぁ〜……おと〜さんのセ〜シュンじだいみたいに、イダイなゲ〜ムメ〜カ〜だったセガがハ〜ドげんかわれでウルみたいなぁ〜……」

惜しい人を亡くしたといった雰囲気でそんな事を言うイブキ。


「ねぇ」

月夜がスマホをイジりながら、


「見てよ。スシロ~が『たけのこの里のイチゴまっちゃパフェ』販売だって。アンタこの前の『きのこの山モンブランパフェ』好きだったでしょ? これもいいじゃない」

 さして興味なさそうにイブキにそう言うと、たけのこの里がのっかたイチゴパフェの画像を見せる。


「ふっふっふっふっふっふ――わかってないな~」

 イブキは一指し指を立て左右に振りながら、


「うわっ! なんか、そのリアクション腹立つっ!!」


「キノコにとってタケノコはてきでしかないんだよっ! サ~ビスかいしハントシできえた――キノコこれくしょんもてきはタケノコだったんだよ!!」


「じゃ、食べないの?」


「もちろんたべるよっ!」

 むふ~と鼻息荒く言い切るイブキ。


「敵じゃないの?」


「イブキさんはね~キノコのミカタだけど……イチゴのミカタでもあるんだよ!」


「はぁ? そ~ですか……」

 呆れ顔でそう納得したフリで流す月夜だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ