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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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かんぜんにちんもく。

いつものバス停にて――


「金箔を塗した豪華なド〜ナッツ?」

月夜がちょっと異色なグルメを扱った記事を読んでいると、そんな記事が目についた。


「特別な日や何かの贈り物に最適。ちょっと豪華なプレゼントにかぁ〜……金ってどんな味がするんだろぉ〜」

と、月夜がキンピカに光り輝くド〜ナッツの画像を見ながら、味をイメ〜ジする。


「ね〜ね〜月夜」


「ん〜?」


「スマホかして」


「はい」

いまだ味のイメ〜ジに必死な月夜は何の疑いもなくキンピカのド〜ナッツが写しだされたスマホをイブキに手渡す。


「ありがと〜。ええっと……トケ〜のセッテ〜で1970ねんにして〜っと……」


「なにしてんの?」

さすがに勝手に設定をイジり始めたイブキを不審に思い声をかける月夜。


「んとね〜……アイフォンでトケ〜を1970にするとコワてちゃうってゆ〜ウサワをきいてさ〜ジブンのでやるユ〜キなくって……」


「……オイ」

シレッと悪びれなく言い切るイブキに詰め寄る月夜。


「ウチのが壊れちゃうっ!」

そう言ってイブキから自分のスマホを奪い返す。


「え〜! そろそろかえどきだじゃらいいじゃん。も〜サンネンめでしょ?」


「ウチは壊れるまで使うのっ!」

意外と物を大切にする月夜だった。

5以降は本当に壊れて動かなくなるそうなんで絶対にマネしないでくだい。

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