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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
689/4316

あとらす。

いつものバス停にて――


「イヌなみにデカイ、ウサギの『アトラス』がかいぬしをボシュ〜! いいなぁ〜かいたいなぁ〜まいにちモフモフしほ〜だいじゃん‼︎ でもスコットランドかぁ〜……ドコだろ? なまえてきにと〜そ〜」

そんなイブキの呟きに、


「でっかいウサギなんてど〜すんの? 頭にでも乗っけるの? ごちうさっぽい感じで」


「ゴチウサ?」


「えっと……『ごちそ〜はウサギですか?』だったかな? そんなタイトルの 4コマ漫画」


「たべちゃうのっ⁉︎」


「さぁ? 見た事ないから……女の子が頭に真っ白なウサギ乗っけて絵は見た事ある」


「へェ〜」


「そんな事より、ちゃんと世話できんの?」


「できるよっ! まいにちモフモフしたり、だっこしたり、いっしょにピョンピョンしたり――」


「それは世話になってるのかな?」

と、首を傾げる月夜だった。

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