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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
676/4317

ほふく。

 いつものバス停にて――


「天才あらわるっ!?」

 月夜が雑学系の記事を読んでいると、そんな声を上げる。


「テファ~ルの電気ケトルでウドンの早茹でができる? ええ~っと……なになにケトルの中に水と冷凍ウドンを入れて沸かすだけでオ~ケ~。ケトルの注ぎ口にあるメインフィルタ~でお湯を流せば麺の湯きりにもなって一石二鳥かぁ~……」

 月夜がそんなど~でもいい知識をため込んでいると、


「月夜! 月夜!!」

 イブキの声が月夜の注意を惹く。


「みてよ。ネコにすかれるホ~ホ~だって! ネコにくわしいジュ~イさんがアドバイスするんだって!!」


「みせてっ!!」

 物凄い勢いで喰いつく月夜。


「ふむふむ……」

 月夜はイブキのスマホ画面を下へとスクロ~ルさせながら――


「どうどう?」


「う~ん……なんかいろいろ書いてあったケド……ゴハンでつって、むこうからやってくるまで急激に距離を詰めない様にとか柑橘系の香りを纏わないとか、威嚇しないように匍匐前進でちかづけとか書いてあった」


「ふ~ん……」


 後日、ノラ猫に匍匐前進で『カサカサ』近づく月夜の姿を見て、友達やめようか真剣に考えたイブキだった。

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