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さいこ〜の――
いつものバス停にて――
「きょねんワダイだった、ロ〜ソンの『チョコロ〜ルケ〜キアイス』う〜……なまえはおいしそ〜だけど」
イブキがアイスの画像を見ながら、そんな事を洩らす。
「こんな寒いのにアイス食べんのっ⁉︎」
月夜はイブキの呟きを聞き留めると驚きの声を上げる。
「わかってないなぁ〜……」
イブキは月夜の言葉に白い息とともにタメ息をする。
「おそとがキンキンにひんやりしてるとき、あついぐらいのおヘヤでつめた~~~~~~~~~いアイスをたべるのがいいんだよっ!」
「この前、寒いトコであったかくてホッカホッカの中華まん食べるのが最高においしい食べ方っていったのに似てる」
「にてないよっ! イブキさんがかんがえるチュ~カマンのおいし~たべかたはナツにエアコンをガンガンにきかせてさむいおヘヤでたべるチュ~カまんのコトだよっ!!」
「なんか……そう言われると、すっごいバカっぽい」
電気、灯油のムダ使いはやめましょう。




