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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
669/4316

バ~ガ~

 いつものバス停にて――


「静岡の農産物産で準優勝した『THIS伊豆しいたけバ~ガ~』かぁ~……」

 月夜は画像を見ながら呟く。


「すっごいおいしそ~! 上から肉厚のしいたけステ~キにカツレツ、しいたけと混ぜたひき肉のパテ――ふんだんにつかったしいたけが口に入れた瞬間にふんわりと鼻から抜けるような芳醇な香りとなって――じゅるり」

 レビュ~を読みながらヨダレを垂らす月夜。


「月夜、月夜」

 イブキがなにかを見つけたかのように月夜に向かって話しかける。


「ん~?」


「マックがあたらしいハンバ〜ガ〜のなまえボシュ〜だって! でねでね、サイヨ〜されたらハンバ〜ガ〜いつねんぶんにソ〜ト〜するショ〜キン――140マンエンくれんだってさっ‼︎」


「一年分‼︎」


「140マンエンもあったら……プレステVRかって〜――ほかには」


「ハンバ〜ガ〜一年の分……なんて……なんて……ステキな言葉……」


「んふふふふ――月夜、ザンネンだけど140マンエンはイブキさんのモノだよっ!」


「その言葉、そっくりそのまま返すわよっ!」

二人は互いに顔を見合わせたまま、視線で激しい火花を散らせる。


「そんなにスッゴイ名前なら言ってみなさいよ」


「ふふ~ん♪ きいておどろかないでよ」

 と、もったいつけてからの――


「なんかスッゴイバ~ガ~! ど~よ?」

 このネ~ミングのドコに自信があるのか最上級のドヤ顔でそう言ってくるイブキ。


「アマいわね……もっとシンプルにウチの考えた『なんかスッゴイおいし~バ~ガ~』のがイイに決まってるじゃない!」

 こっちも同レベルだった。

 みなさんも自信があったら応募してみてください。

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