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よほ〜
いつものバス停にて――
「サイキョ〜のゲ〜ミングコントロ〜ラ〜かぁ――たかっ⁉︎ 1マン5センエン⁉︎ たかいよっ! ディ〜エスやUのゲ〜ムパッドといっしょぐらいのネダンだよっ!」
イブキが海外で人気のパソコンゲ〜ム用のコントロ〜ラ〜を見ながら、
「う〜さむさむ」
月夜が身体を震わせ手に『はぁ〜』と白い息を吹きかける。
「月夜……シュ〜ゾ〜がオ〜ストラリアにニシオリくんのお〜えんにいくってヨホ〜でてたでしょ?」
「どんな予報っ⁉︎ 天気じゃなくて修造予報⁉︎」
「ヨシズミさんよりシンライできるよっ!」
ふん! とドヤ顔でそう言い切るイブキ。
「最難関の気象予報士の資格とったのにその扱いっ⁉︎」
「ふゆはテンキヨホ〜よりシュウゾ〜ヨホ〜なんだよっ!」
「最近、本当にネタっぽく聞こえなくなってきたわ」
じわりと信じてきてる月夜だった。




