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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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せつぶん。

いつものバス停にて――


「そっか! も〜すぐ節分かぁ〜……」

月夜がコンビニの新商品ラインナップの中に恵方巻を見つけると、そんな呟きを洩らす。


「あの月夜にマメをぶつけるイベントだっけ?」

イブキは首を傾げながら、


「誰が鬼よっ! 恵方巻の事よっ! エホ〜巻き‼︎」


「エホ〜まきってゆ〜と……どっかのホ〜ガクにむかってうわめづかいで、ふっといモノをクチにふくむんだっけ?」


「なんか言い方が妙なトコ以外は合ってるケド……それよりも、見てよ! コンビニもやってるけど最近じゃ、回転寿司もいろいろな商品展開してるよ」


「へェ〜……このイワシまるごとなんて月夜がたべてるスガタがカンタンにソ〜ゾ〜できるね」

と、言いながら口からイワシの頭だけ出してる月夜の姿を想像するイブキだった。

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