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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
635/4315

ご~と。

 いつものバス停にて――


「へぇ~……ネギって関東と関西じゃ、白と青で違うんだぁ~」

 月夜がスマホをいじる手に『はぁ~』と白い息を吹きかけながら、そんな事を洩らす。


「そなの?」

 こちらは白いモコモコの手袋をつけた手を止めて聞き返すイブキ。


「うん~」


「へェ~……じゃ、まんなかのチ~イキはリョウホ~つかってんの?」

 イブキのアホみたいな質問に、


「それが――ホントにそうっぽいのよね~。愛知県はどっちも使ってて、そこから東が白、西が青ってふうに分かれるみたい」


「そんなコトよりもさ――」

 イブキは自分のスマホを見せながら、


「シベリアでトラのエサとしてオリのなかにいれられたヤギがヌシのトラをけちらしてねどこうばっちゃったんだって、ヤギのなかにも月夜みたいななのがいるんだね~」


「うっさいわよっ!」

 なんでもない日常の朝の一幕だった。

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