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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
623/4315

はついたいけん。

いつものバス停にて――


「おぉ! エスコンのシンサクがVRタイオ〜ででるんだぁ!」

イブキが瞳を輝かせながら最新ゲ〜ムの情報を読んでいる。


「そんなに凄いの?」

月夜が読んでいた記事――『ピザのトッピングにピザ』を読むのを中断し、イブキの話題に口を挟む。


「フライトシュミレ〜ションだもん! きっとホントにソラとんでるかんじになるとおもわれる」


「ふ〜ん……」


「3DSのときもスゴかったけど、ケ〜タイキだったからグラフィックがちょっと……そのてんコンカイはサイシンのPS4‼︎」

言いながら4本の指を立てる。


「ついに――ついにイブキさんもVRハツタイケン!」


「でも、あれって割と高価じゃないの」

月夜が仕草で頭にかぶる動作をする。


「あ~……うん……そ~なんだよね~……う~ん……」

 腕を組んで考え込むイブキ。


「クリスマスにかけるか……おとしだまにキタイしよ~」


「アルバイトするとかって考えにはなんないのね」


「ふふん♪ はたらかずにモクテキのモノをてにいれるのがイブキさんのジャスティス!」

 そう言って無い胸を張るイブキだった。

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