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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
620/4317

げつよ〜び。

いつものバス停にて――


「おぉ!」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら歓喜の表情になる。


「リメイクのFF7のバトルシ〜ンなかなかいいなぁ〜」

公開されたばかりの最新PVを見ながら洩らす。


「うわっ! これは……可哀想……」

月夜の呟きにPVを見ていたイブキが、


「どしたの?」


「んとね……今、話題のツイートで「出勤したら会社が倒産してた」ってのがあって――」


「おぉ! ラッキ〜!」


「いやいや――違うでしょ!」


「え〜! なんでなんで? そのままイエにかえってモンハンやりほ〜だいじゃん!」


「そんなワケないでしょ!」


「あぁ〜いいなぁ〜……ガッコ〜ト〜サンしないかなぁ〜……」


「ホントに当事者にとっては大変なんだから……」

イブキにこの大変さを理解させるよりもチンパンジーに英語教えるほうが楽かも? と真剣に思った月夜だった。

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