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おいかり。
いつものバス停にて――
「やっぱしシンサクはイイよね〜。メンドウだったサイシュ〜がボタンおしっぱ〜でレンゾクしてできるよ〜になったとかジミにイイ! オンラインプレイはまだちょっとアンテ〜してないのがケッテンかな〜」
イブキが口に出しながらフリック入力で新作ゲ〜ムのレビュ〜を投稿していると、
「こ、これは……ゆ、許せないわねっ!」
怒気の篭った月夜の声が耳にはいってくる。
「ど〜したの? 」
いまにも「駆逐してやるっ!」と言わんばかりの月夜に声をかける。
「どーしたもこーしたもないわよっ! これよっ!! これっ!!!」
怒りのボルテ~ジを上げながら月夜gた見せてくるスマホ画面には――
「タイワンのマックで280こハンバ~ガ~をチュ~モンしたオトコが、そのままかえってこずにハイキに?」
「そうなのよっ! ひどくない?」
「う~ん……イタズラだったのかな?」
「280個ぐらい誰か食べればよかったのにっ!」
「……月夜。ハンバ~ガ~280こたべられるヒトはそ~はいないよ」
呆れ顔でそう呟くイブキだった。




