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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
606/4317

あんご~

 いつものバス停にて――


「食べる蒲焼きのタレがおいし~とネトで話題にっ!? う~……確かにウナギのタレがしみ込んだ部分のゴハンっておいし~よね!

 月夜がグルメ系ニュ~スを読みながら、ヨダレを垂らす。


「う~ん……ど~ゆ~コトなんだろ?」

 その横でフェイスブックを見ながら、イブキが小首を傾げている。


「ど~したの?」

 ヨダレを拭うとイブキに向かって話しかける。


「ん? えっとね……オンラインゲ~ムのフレがガイジンさんなんだけどさぁ~」


「へぇ~……意外な交友関係ね」


「そのヒトがね~ニホンにきてたらしんだけど……」


「ひょっとしてイブキに会いに?」


「ちがう、ちがう。――で、オミヤゲにカステラかったんだけどさ~」


「ふむふむ」


「そのパッケ~ジに『1カステラ』『2でんわ』『3サンジをさすトケ~』ってゆうふ~にかかれて、このイミなに? ってきかれたんだけど……イブキさんにもサッパリ! そのガイジンさんも「デンワのまえでサンジカン、カステラほ~ちしたけどなんもおこらんぞっ! がっでむ!!」っておこってるからなんとかしてあげたいんだけどさ……」

 珍しく心底、困り顔でそう言うイブキに、


「これは――」


「ん?」


「これはね昔、このメ~カ~がCMで「カステラ一番、電話は2番、三時のおやつは~」ってゆう感じにCMソングとして使ってたから、その名残じゃない?」


「そなのっ!?」


「うん。結構、前だから日本人でも知ってる人はそんなにいないかもしれない」


「まえってどんぐらい?」


「1962年――」


「イブキさんたちうまれてないじゃん!!」

 そういって驚くイブキに「最近のバ~ジョンもあるんだよ」教えてあげる月夜だった。

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