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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
595/4314

あじ。

いつものバス停にて――


「ハムハム――」

ポテトチップをパリパリはむはむしながら油と塩の付いてない方の手でスマホを片手操作している月夜。


「ふ〜ん……スタバでクリスマス商品のシュト〜レン販売開始ねぇ」

また一枚ポテトチップを取りながら、真ん中から切られて断面図を見せてるシュト〜レンの画像をしげしげと見つめる。


「フル〜ツいっぱいでなかなかおいしそ〜かも?」

クランベリー、いちじく、レーズン、パパイヤ、アップル、オレンジと多種類のナッツが混ぜ込んである画像を見ながら、また一枚ポテトチップを、


「――って、このポテチおいし〜わね、なに味?」

イブキは諦めきった表情で、


「んとね……」

自分用と月夜に喰わせる様に片手で一つづつ持っていたポテチの袋を見る。


「えっと……あっ! 月夜、ショ〜ヒンメ〜ちがうよ、これイケメンチップスだって」


「なにそれっ⁉︎」


「さぁ? 月夜よけのためにテキト~にもってきたから……」


「ウチそんなの食べてたのっ!?」

 月夜がショックを受けている間にイブキがスマホで軽く調べる。


「なんか、ゼンコクのはたらくイケメンカ~ドがついてんだって」


「ふ~ん……」


「――で、ジョセ~ばんの『ピカジョ』ってのもあるんだってさぁ~。イブキさんもそのうちカ~ドになっちゃうかな?」


「あっはっはっはっはっはっは――ないない! アンタがカ~ドになれんのは『ロリコンチップス』だけだって」

 月夜が笑いながらそう言い切った。

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