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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
587/4311

ぽてちのあと。

いつものバス停にて――


「クリ〜ムソ〜スで食べる濃厚あずきプリンかぁ〜……クリ〜ムがのったアズキプリン……ぬう、味が想像できない……」

月夜がプリンの画像を見ながら、


「月夜、月夜」

味を想像しようと試行錯誤を繰り返していると、イブキが話しかけてくる。


「なによ?」

月夜が想像の邪魔をされて少し撫然とした表情で、


「月夜はさぁ〜ポテチをたべたあとのユビはなめてるよね?」

イブキが『わかってるケド、イチオ〜きくね』みたいな雰囲気で、


「ウチ? ウチは御箸使って食べるから――」


「またまた~ゴ~カイにひとふくろひとくちでバリボリたべる月夜がそ~んなジョ~ヒンなたべかたするワケないじゃん」


「なんか、すっごいよねイブキの頭の中のウチって……ってゆ~か一袋一口なら指よごれないよね?」


「そっか!」

 イブキが合点がいったという顔になって、


「月夜はひとふくろひとくちだからユビがよごれないんだネ」


「だから! それはイブキのイメ~ジしたウチであって――」


「わかってる、わかってるって――」


「いや! わかってないって!! ウチは一袋一口なんて――あぁ……やった事ないケド、たぶんできないからっ!!! ポテチ食べる時は御箸――」

 という、抗議もイブキに「はいはい」と受け流されるのだった。

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