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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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かつぱ。

 いつものバス停にて――


「――パフェかぁ~……じゅるり」

 月夜がいつも通りグルメ系ニュ~スを見ながら呟く。


「えっ! なになに? なにパフェ? チョコ? イチゴ? マンゴ~?」

 月夜の呟きを聞きとめたイブキが、猛烈な勢いで問い詰めると、


「カツオだけど」


「?」

 月夜の返答に不思議そうな表情を浮かべるイブキ。


「かつお? かつおってサザエさんのオト~ト?」

 キョトンとした表情のままカタカタと機械的に口を動かして、そんな事をいうイブキ。


「そのカツオ君じゃなって魚のカツオ。カツオのたたきパフェ」


「――で、パフェなの?」

 まだ、そのままの表情を維持したまま問うイブキ。


「そそ。パフェに生魚って合わなそ~だケド、一緒にはいってるソフトクリ~ムに生姜練り込まれてるから、合うみたいだよ」


「ふ~ん……でも……なんだろ~……ぜんぜんひかれない」


「え~! おいしそ~だよ」


「そ~お?」

 結局、表情を維持したままカタカタとロボットのようにそう返すイブキだった。

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