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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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ハロウィンのあと。

いつものバス停にて――


「富山県の学校の給食で一人に一杯づつベニズワイガニ……うぅ……おいしそ〜富山いいな〜」

月夜が笑顔でカニにかぶりついている小学生達の画像を見ながら心底、うらやましそうに呟く。


「みてみて〜ハロウィンできあいいれまくったコスプレしたヒトがツ〜ホ〜されちゃったんだって」

イブキはそういいながら、かなりクオリティの高いジェイソンの画像をみせてくる。


「あぁ〜確かに年々、気合いいれていくよね……ウチもゾンビのコスプレイベントにハチ合わせた時は食べられるかと思ったよ」

その時の事を思い出したのかブルっと身震いしながら、


「そんな、たのしそ〜なコトしてたんだ月夜」


「楽しくないわよっ!」

よっぽど怖かったのか、力一杯そう言い切る月夜だった。

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