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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
581/4322

る~る。

 いつものバス停にて――


「マックのチ~ズバ~ガ~とダブルチ~ズの値段設定にネット民違和感? あぁ……なるほど、フツ~なのが130円なのにダブルだと340円で3倍近い値段になるのかぁ~……そ~いわれてみるとそ~かも、ウチならフツ~の2個買っちゃうな」

 と、言いつつ1000円握りしめて平日半額のチ~ズバ~ガを11個買って、コンビニでジュ~スを買って帰った、幼い頃の記憶を思い起こす。


「はむはむサクサク――あっ!」

 両方の手にキノコ型とタケノコ型の菓子を持って交互に食べていたイブキの手からキノコ型の菓子がポロリと落としてしまう。


「あう~……イブキさんのキノコがポロリしちゃった……」

 イブキは地面に落としたキノコ型のお菓子に『フ~』と息を吹きかける。


「ん~……さすがにたべらんないな」

 チョコ部分に付いた砂を見ながら、涙目で洩らす。


「えぇ~!」

 それを聞いた月夜が驚きの声を上げる!?


「イブキ、三秒ル~ル、三秒ル~ル!」

 月夜は手の形を『b』にしながらそう主張する。


「ムリだよ~すなついてるし」


「三秒以内なら雑菌つかないからヘ~キだって、外国なんて五秒まで大丈夫なんだからっ!」


「そんなにいうなら月夜ど~ぞ」

 そう言いながらチョコ部分の傘を月夜のほうに向ける。


「うわぁ! ありがと~」

 大きく口を開けて――


「ちょっと月夜ホンキなのっ!?」


「冗談、冗談」

 そういいながら指先でヒョイっとキノコ型のお菓子をつまんでみせる月夜だった。

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