表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
573/4310

さいりょ〜のいいわけ。

いつもバス停にて――


「へぇ〜国会議事堂内にある吉野家にはちょっと高級な『牛重』があるんだぁ〜……でも、なかなか行かない――と、ゆ〜か絶対行かない場所かも……」

月夜が重箱につまった肉とネギとご飯の画像を見ながら、


「あぁ〜今度は他店でも販売すんだ! えっと……羽田空港国際線ターミナル……そんなトコもっと行かないよ……」

そう呟きながらガックリと肩を落とす月夜。


「う〜ん……『センセ〜がサイテンするのがタイヘンだとおもって』……う~……おこられちゃいそ~……『やったんだケド、イヌがたべちゃった』あ~……イブキさんトコ、イヌいないしな~」

 ブツブツいいながら頭を抱えるイブキに、


「なにやってんの?」

 月夜が尋ねてくる。


「ん……」

 と、言いにくそ~にしてから、


「じ、じつは……し……ちゃって」


「えっ? なに?」


「だ、だから……シュクダイわすれちゃって……なんかイイい~わけないかな~……って」


「それで色々考えてるの?」


「うん……あっ! こんなんど~お? 「おと~さんがアクタガワショ~とちゃってシュクダイがてにつかなかった』とか」


「有名な芸人さんがとってなかった?」


「むう……そっか……じゃ――」


「ウチも一緒にいってあげるから素直に『忘れましたって』って言うのが一番だよ」


「ん……月夜がうつさせてくれたらすぐにカイケツ!」


「おまえ結局、それが目的だったろ?」

 半眼でそう言い放つ月夜に、イタズラ娘笑みを浮かべるイブキだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ