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おつとめ。
いつものバス停にて――
「ねぇ月夜」
いつものように二人は並んで会話をしていた。
「いまさ外食サンギョ~の人手がふそくしてるっていうけど――
「あぁ~なんか24時間開いてるのがダメとか過激なクレ~マ~が原因とかっていわれてるね~」
「時給上げても人がこないらしいね~」
「ウチはウェイトレスとかに憧れるけどね」
「フリフリのエプロン着るの? 月夜が~?」
「い、いいじゃない」
「別に~いいけどさ~」
チラチラと月夜のほうを見ながらイブキが呟く。
「な、なによ」
「いや~月夜みたいなキツめの娘が従順に接客してくれるなら別料金ださないといけないな~って」
「おまえはウチをどこに勤めさせる気だ!」