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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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そくて〜

いつもバス停にて――


「ハ〜ゲンの新味『和栗&あずき』かぁ〜……ウチこ〜いう和風系スィーツ大好きなんだいねー……じゅるり」

中身が写ってない箱だけの画像で味をいろいろ想像する月夜。


「ふんっ!」

イブキがスマホを持ったまま正拳突きを繰り出すように手を前に伸ばす。


「なにやってんの?」

その様子を訝しげな表情の月夜が問いかける。


「ん? ちょっとまってね――」

イブキがスマホ画面を見ていると、怪人が殴られたエフェクトや様々な演出効果の後に――


「あ〜カンコクまでしかいかなかった〜……」

イブキが中腰のまま画面を見てそんな事を呟く。


「これね〜パンチりょくをはかるスマホサイトなんだよ」


「へぇ〜……『ワンパンチ測定』ねぇ~……おもしろそう! ウチにもやらせてよっ!」

そう言いながらイブキのスマホを取り――


「ふんっ!」


スマオを握った手が甘かったのか、月夜の手からすっぽぬけ『ぴゅ〜』っと空の彼方まで飛んでいき……最後に『キラリ』と輝いたイブキのスマホ……


「どうしてくれんのさっ! イブキさんのスマホが……イブキさんのスマホがおほしさまになっちゃじゃんかっ!!!」

涙目でそう抗議した後にスマホを拾いに行くイブキだった。

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