コントロ〜ラ〜
いつものバス停にて――
「ふ〜ん……ホタテがゴロゴロはいったホタテマンかぁ〜……これは……なかなか……おいしそ〜……じゅるり」
月夜が愛用のグルメ系ニュ〜スを読みながら、載っていた画像に食欲をそそられていると、
「ゲ〜ムキャラにさわったりテッポ〜のハンドウをかんじたりできるタイカンがたのコントロ〜ラ〜がたんじょ〜!」
テクノロジ〜系のニュ〜を見ていたイブキが声をあげる!
「えぇ〜! そんな夢の機械あるのっ⁉︎」
「うわっ! 月夜バッチィ‼︎」
ヨダレとツバの波状攻撃を躱しながら抗議の声を上げるイブキ。
「これさえあれば――」
「う〜ん……こんなんあってのつかいドコわっかんないよ〜FPSがリアルなんのはいいけどさぁ〜……」
「えー! 使い処いっぱいだよっ! 現実だとウチによってこないネコやイヌを触りほ〜だいっ‼︎」
月夜が瞳を輝かせ言う。
「デ〜タにヌコやワンコもにげちゃったりしてね」
「あっ!」
「……う、うそうそ。ダイジョブ、ダイジョブだから、そんなかなし〜かおしないで」
悲壮感漂わせる月夜にあわててそうフォロ〜するイブキだった。




