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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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月夜さまがお怒りです。

いつものバス停にて――


「う〜ん……iOS9にアップデ〜トすると、いちぶゲ〜ムでふぐあいかぁ〜」

イブキがテクノロジ〜系のニュ〜スを見ながら、


「ちょっとシュウセ〜くるまでまったほ〜がイイかな……」


「な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇェェ!」

イブキがむつかしい顔で悩んでいると、怒気を孕んだ月夜の叫びが耳に届いた。


「ど、ど〜したの? 月夜」

驚きの表情もまま訪ねてくるイブキに、


「これ見てよっ!」

憤りを露わにしながら月夜が差し出すスマホ画面には――


「ん~? なになに――」

 その記事は食べ物を扱うテレビ番組とかでよくある『この後、スタッフが美味しくいただきました』という表示に関して、鮮度管理や衛生面から実は廃棄されているという内容の記事だった。


「食べ物を捨てるなんてっ!」


「いや、ホラ……ながいあいだスタジオのライトとかにあたちゃってセンドがおちてたらアブないし……」


「捨てるぐらいならウチにくれればいいのにっ!!」


「おこるポイントそこなんだっ!?」

 そのうち『この後、月夜が美味しくいただきました』というテロップがでる日がくるかもしれないと思うイブキだった。

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