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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
536/4315

ばるす。

いつものバス停にて――


「ハ〜ゲンの新味『ハニ〜チ〜ズタルト』こんなん絶対おいし〜に決まってる!」

月夜がアイスカップの画像を見ながら呟いていると、


「バルス!」

と、どこかで聞いた事のある不吉な呪文が耳に入ってきた!


「お〜! ホントだった」

イブキが感心したような声をあげる。


「なにやってんの?」

そんなイブキに呆れ顔のまま尋ねる月夜。


「んとね……Siriちゃんにね『バルス』っていれるとおもしろいハンノ〜するってきいたからやってみたの」

そう言いながら差し出すスマホ画面にはsiriが起動おり、


『目が! 目が! いえ画面がRetinaディスプレが!』

と、表示されていた。


「なにコレっ!?」


「おもしろいでしょ! ねね、月夜のもやってみてよ」


「えぇ!?」


「はや! はやく!!」

 半ばイブキに押し切られる形で、


「ば、ばるす……」

 周囲を注意しながら恥ずかしそうに音声入力する。


『言ってしまいましたね……数秒後にこのスマホは消滅します!』


「わっ! どどどど、どしよ~爆発しちゃう!」

 取り乱す月夜に、


「ダイジョブ。ほら、したにジョ~ダンってかいてあるよ」


「あ! ホントだ」

 Siriの返答パタ~ンに感心した月夜だった。

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