表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
535/4313

けあ。

 いつものバス停にて――


「ほ~ほ~。あのハイカンコ~のファミリ~ネ~ムがコ~カイ」

 イブキがネイル専用の爪やすりでせっせと爪の形を整えながら、器用に右眼で爪と左目でスマホを見分けゲ~ムの記事を読んでいる。


「なにやってんの?」

 その姿にあきれ顔の月夜が突っ込みを入れる。


「ん~? なにってスマホもったままネイルケアしてんだよ。あっ! 月夜しってるマ〇オのファミリ~ネ~ムってなまえとおなじなんだよ」


「いやいや。ウチがが気になってんのはそ~じゃなくって、爪切りで切ればって事なんだケド……」


「うんとね……つめきりはニジュ~つめとかになるからメンド~でも、ヤスリでととおえってたほ~がイイんだよ。カタチもキレ~になるし、メンドイけど……」


「ふ~ん……そ~なんだ。そんな努力してたんだネ」


「スゴい? イブキさんスゴい? もうなんでこんなにがんばってんのにカレシできんないんだろぉ~……もう『あっ! カワイイ、つめきれ~、おっぱいおっきい! つきあって』っていってくるヒトがいてもいいとおもうのに……」


「……初対面でいきなりおっぱいど~のこ~の言う人と付き合う気なの?」

 月夜はあきれ顔で突っ込んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ