ほんね。
いつもバス停にて――
「う〜ん……」
イブキがいつもの恋愛に関する如何わしい情報を見ながら難しい表情をしている。
「ど〜したの?」
そのイブキの表情に只ならぬモノを感じた月夜はおもわず話しかける。
「う〜んとさ……ち、ちっさいムネってキショ〜カチがあるんだよね?」
イブキが言いにくそう言うと、
「あ〜なんか前にそんな話ししたわね〜」
月夜が少し記憶を探りながら返す。
「で、イブキさんがアイヨ〜してるモテるヒケツをおしえてくれるトコでアンケ~トしたらしいの」
「ふ~ん……」
「けっかは――ちいさいほうあスキってこたえたヒトが53パ~セントでキラいってこたえたヒトの46パ~セントをわずかにうわまったんだって」
「へぇ~。よかったじゃない」
「よくないよ! もっと――こう――98パ~セントたい2パ~セントとかでタイシょ~しなきゃ!! イブキさんのコトみたら『ちいさい! カワイイ!! だいすき!!!』ってなるぐらいにっ!!!」
「たとえアンケ~ト結果が98パ~セントになっても貧乳女子みて『ちいさい! カワイイ!! だいすき!!!』ってなる人は特殊だとおもうケド……」
「うん。よくかんがえたらそんなヒト、イヤかも?」
複雑な顔でそう答えるイブキだった。




