ぜつめつきぐしゅ。
いつものバス停にて――
「12にちからサ~ティワンでダブルアイスが31パ~セントオフかぁ~。これはいきたいなぁ~。いっぱいたべてもトサカはえそうにないし」
イブキが『アイスはベツバラ、ベツバラ』と呟きながら、
「イブキ、イブキ!」
「ん~?」
月夜の言葉に振り向くと、
「アンタって絶滅危惧種だったんだねっ!?」
「ふぇ?」
ワケがわからず首を傾げるイブキに、
「ほら。Aカップは全女子の5パ~セントしかいないって」
「えぇ~! もっといるよぉ!!」
「なんか下着メ~カ~が調査した結果ちっぱい女子は年々減少していっていまじゃ5パ~セントしか存在してないんだってさ、やったじゃんイブキ! 希少価値が付いてるんだって」
「キショ~カチかぁ~……」
呟きなら自信のペッタンコの胸に視線を向ける。
「う~……やっぱりおっきほ~がイイよ~」
「その下着メ~カ~によると、バストアップに伴う年代は食生活と関係があるみたいなんだって、つ~事でKFCの食べ放題イブキの分も予約してとくからね~」
「う~……トサカはえてもキョニュ~になれんなら……」
真剣にそんな事を考え始めるイブキだった。




