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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
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【19件目のブックマ~ク登録更新記念ぞ~かんGo】めてお。

 いつものバス停にて――?


「んにゃ?」

 いつの間にかイブキは毎朝、通学のために来ているバス停の前にいた。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ――


 空から妙な音がするなと思いそちらに視線を向けると、


「おぉ! メテオみたい!!」

 大興奮でそう呟く――そこには長い長い尾を曳いたほうき星が昼間の太陽よりも明るい輝きを放ち、どんな満月のビッグム~ンでも比べものにならない程、巨大なほうき星がそこにはあった。


「あれは名もなき悪魔――隠れた災厄――呼び名は様々、9月中には地球へ直撃し人類は滅びる」

 いつの間にか裸足に弓道着姿の月夜が立っていた。


「……またペタジ~ニとかってヤツのシワザってゆ~んでしょ~?」

 イブキが先読みをしてそんな事を言う。


「いいえ。もっと巨大な存在よ。ウチにも――誰にも知られる事なくあんな巨大な災厄を呼び寄せられる存在」


「ふ~ん……で、ど~すんの?」

 イブキの言葉に頭を振る月夜。


「なにもできない」


「えっ! ど~すんのさアレ」

 イブキが空を指しながら。


「よく見ろ。ウチの師がとめてくださる」

そういって指し示した先には――一筋の紅い閃光がほうき星に向かっていくところだった。


「アレがウチの師匠の孫――」


「えっ!? も、もしかしてゴ、ゴク――」


「孫ドンヨルよ」


「だれっ!? いちどき~たらわすれないぐらいインパクトあるケド……また、むかしのヤキュ~せんしゅじゃないよね?」

 そこまで言ったところで頭上から激しい閃光と爆音が轟き。


 チュンチュンチュンチュン――バタバタ。


「……うん。も~さいっしょからユメってわかってた」

 半分眠ったままそんな呟きを洩らすイブキ。


 オカルトサイトによれば9月23日が運命の日らしいです。

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