表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
502/4313

さいずだうん。

 いつものバス停にて――


「ティラミスのカキ氷? やだ。セブンからそんなモンでてたんだぁ~」

 月夜がグルメ系ニュ~スを見ながら。


「7月の後半からでてたのネ。まったく知らなかったわ。レビュ~はっと……」


「な、なんてコトをォォ!!」

 夏休みの登校で連日テンションの低かったイブキがいきなりそんな声を上げる。


「み、みてよ月夜……」

 イブキが震える手で差し出すスマホ画面には――


「女優のアリエルさん胸のサイズダウン手術を受ける? あぁ~……わかる、わかる。17歳とか胸おっきいとあんましいい服とかないしね~」


「そんなコトするなんてヒドいよっ!」


「いや、酷いといわれても……おっきいと肩こったり、首も痛くなるんだよ。イブキの野球部が打ったライナ~性のボ~ルを蹴り返すなんて機動性が確保できるのもその胸のおかげなんだからネ!」


「イブキさんをコ~ソクセンカンみたいにいわないでよ! とにかくおっきいはセ~ギなんだよっ!! それをちっさくするなんて――」


「ほら記事にも書いてあるよ。胸がすっごく痛くなって、首や脊椎にもダメ~ジがあるって」


「むう……」


「なんでもほどほどがいいんだよ、ホドホドが……」


「イブキさんのムネは……?」


「限りなくゼロかな」


「うわ~ん!」

 ブワァ~と涙を溢れさせて泣くイブキだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ