おかいもの。
いつものバス停にて――
「アボカドバ~ガ~が販売前倒しになるんだぁ~」
月夜がグルメ系ニュ~スを見ていると、そんな内容の記事が目にとまった。
「ふ~ん……ほかにも新商品でるんだぁ~……」
画面をスクロ~ルさせ販売予定の商品の画像を眺める月夜。
「んぁぁ!?」
イブキが気妙な声を上げる。
「…………………………………………………………………………………」
しばらく様子を窺う月夜。
「おぉ~! これゼンタイトルそろってんのかぁ~!! すっごいなぁ~ほし~な……」
イッブキはスマホで買い物でもしてるのか、そんな事を言っている。
「う~ん……でもおかねたりないなぁ~」
残念そうに呟く。
「なんか欲しい物でもあるの?」
「あっ! う~んとね~いまプレステのソフトがぜんぶセットうりされてんだケド……むかしのレアゲ~やレトロ……まあ、ぜんぶレトロだけどゲ~もはいってるからかいたいんだよね」
「へぇ~」
「でも、いまおかねないんから月夜ちょっとかして」
「え~! まあ、すぐ返してくれるならいいけど……ウチもいろいろ夏はお金いるんだから……」
と、言いながらも可愛らしいサイフを取り出す月夜。
「――で、いくらかしてほしいの?」
「さんびゃくまんえん」
「出せるかァァ!」
物凄い勢いで飛んできたサイフはイブキの顔面にヒットし、イブキを背後に押し倒した!




