えあぱい。
いつものバス停にて――
「う~ん……」
イブキが自分の胸の感じを確かめながらゴソゴソとすると――
「おぉ! イブキさんキョニュ~」
夏服を押し上げる胸の膨らみを歓喜の瞳で見ながら声を上げる。
「イブキ!? ど~したのその胸?」
月夜が見事に膨らんだイブキの胸を見ながら驚きの声を上げる。
「せ、セチョ~したんだよ」
「……なんかシュ~コ~シュ~コ~空気を入れる音がするんだけど……その間にもドンドン大きくなってるし胸!」
「せ、せちょ~チュ~」
と、苦しい言い訳をするイブキ。
「んも〜! ほら、これ着けてんでしょ?」
そういって月夜が見せるスマホ画面には――
「エアポンプを押してバストを調整。ブラとエアポンプとエアクッションの一体した下着――これ着けてんでしょ?」
「ち、ちがうモン! セイチョ~してんだモン!!」
言ってる間にもシュコ~シュコ~という空気を注入する音とともにイブキの胸がドンドン膨らみ――パンっ!
乾いた音とともに片方が一気に縮む。
「成長ねぇ――?」
片巨乳になったイブキを見つけたまま呟く月夜の相手をできる状態ではなくなったイウキはそのまま立ち尽くすのみだった。




