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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
465/4314

たべものいちばん。

 いつものバス停にて――


「ん?」

イブキが今時珍しい食パンを咥えたまま猛スピ〜ドで駆けて行く中学生らしき女の子を発見する。


「あれってさ――」


「ん〜?」

月夜がそちらに視線を向け。


「あの中学生の娘がどうかしたの?」

月夜がハ〜ゲンの新作『珈琲バニラ』の画像と一足先に食べた記者の感想を読んでいる途中に視線を移し。


「あれってパンだったらイイけど、もしスマホそ〜さでぶつかったらトキメかないよね〜ってはなしをキノ~、オンゲのチャットでいってたのおもいだしてさ……」


「あ~……確かに歩きスマホでぶつかられたらイラっとくるかもね〜」


「う〜ん……サがわっかんない! なんでパンはよくってスマホはダメなのさぁ〜! あるきスマホでぶつかってもトキメイてよっ! だれかそ~いうマンガかいてよっ! そしてだいヒットさせてよっ!! オトコのヒトがあるきスマホのオンナのこみてトキメクよ~なフウチョ~にしてよっ!!!」

 完全に他力本願+自己都合な物言いに、


「パン食べ物だからよっ‼︎」

だから許されるという有無を言わせぬ理屈で、背後に『ドンっ‼︎』という効果音つきでそう言い切る月夜。


その迫力に圧されて口を閉ざすイブキだった。

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