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しぼ~ど~き。
いつものバス停にて――
「う~ん……う~ん……」
イブキがスマホをみながら、なにやら難しい顔をしている。
「……ソ~ショクケ~かそくか? やく60パ~セントのヒトがコイビトはいらない!?」
「なに読んでんのっ!?」
イブキの呟きにセブン限定抹茶黒蜜ハ~ゲンの画像を見ていた月夜が思わず反応する。
「ん? イブキさんにカレシできないのはなんでかな~っておもって……」
「それで恋人がほしくない記事にいきついたの?」
月夜が呆れながら、
「うん。ほかにも――」
「まだあんのっ!?」
「アニメキャラのせ~とかアイドルのせ~でとかいろいろ――」
「あぁ……まあ、以前から言われてた事だよね」
「イブキさんもアイドルめざそ~かな?」
「いや、それ入口(志望動機)おかしいから!」




