いきなりてんかイ。
いつものバス停にて――
「ウチのバ〜キンが二〇二八年までに一二〇〇億円かけて六〇〇店舗を全国に展開する!」
月夜がそんな記事を読んでいた。
「――六〇〇ってことは……四十七都道府県だから、最低でも一都市に一〇店舗はある計算になるわね〜……」
「離島や人口数千人の島にもできてほし〜わよね〜……」
「せめてキッチンカ〜ってスタイルでフェリ〜でいってご当地の方に堪能してほしいわ」
「フェリ〜から近い船着場で営業でいいし、仕入れもフェリ〜に積んでいけば、そこそこの数確保できそうよね〜」
「マックでさえ珍しいトコにキッチンカ〜でバ〜キン――島中の人がきそうね」
キッチンカ〜に群がるゾンビも群れのようなものをイメ〜ジしながら、
「バ〜キンは二〇一九年のときはわずか七七店舗しかなく、二〇二二年から二〇二三年にかけて躍進。去年は三四八店舗と増やし続けている」
「そして、さらに六〇〇店舗か〜……バ〜キンが覇権とりそ〜よね〜……」
「そうかなぁ〜? よっぽどうまくやんないと、おなじチェ〜ンどおしでつぶしあったり、キャクのとりあいでうまくのびないんじゃないかなぁ〜?」
「ちゃんよイッテ〜のはんいにおなじチェ〜ンをつくらないようにセンリャクてきにやんないと」
「さらにコロナみたいなのきたら、いっきにテンポす〜がアダになっちゃうし〜」
「なんかステ〜キハウスでそんなトコあった気がする……」
そういう月夜だった。




