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さんばイ。
いつものバス停にて――
「肉が三倍っ!?」
月夜がグルメ系アプリを見ながら、そんな声をあげた。
「松屋が期間限定で肉量が並盛の三倍楽しめる弁当を販売する! イイわね~……これよこれよ。なにを置いても量――絶対的な肉量がいいのよ」
月夜は脳内でテ~ブル狭しと並べられた肉量をイメ~ジしながら、
「ふふ。圧倒的ではないか」
軍を仕切る司令官が戦況に満足するような感想を洩らす月夜。
「二月の二四日より『お肉どっさり牛めし弁当』を三月三一日まで販売する――もうやってたのね~……ぜんぜん気が付かなかったわ」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「二〇一九年と二〇二〇年にも行われ好評だった……すでにやってたのね……今回は三回目なのね~……」
「並もりのゴハンに対して、お肉、タマネギを『牛めし並盛で使用する三倍の量』を盛り付け、最後の一口までお肉の旨味を味わえるか~……ゴハンは並の量ねのね~……」
「むしろ、大盛とか特盛の三倍にしてくれないのかしら?」
「ゴハンは大盛、肉量は大盛の量の三倍とかに――特盛やメガがあるのなら、その量から計算して三倍に」
「そこまでたべるヒトがいないんじゃない?」
隣でそういうイブキだった。




