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無価値のレゾンデ~トル  作者: HAWARD
441/4310

ついに!

 いつものバス停にて――


「ぬ!」

 イブキがいつも通りゲ~ム情報を見ながら、そんな声をあげる。


「ん~? どうかしたの?」

 月夜がスマホで新作の『トムヤムクン』ピザの画像を見ながらイブキに聞いてくる。


「んっと……いや~ちょっとまって。ど~せネタだろ~から……う~ん……でも、もしホントならうれしいな~」

 と、月夜の問いかけも耳に届かない様子。


「?」

 と、小首を傾げ再びグルメ情報を見始める。


「ぬおっ!? あった! ホントにあったよっ!!」

 今度は明らかに歓喜の声を上げるイブキ。


「なに? どったの?」


「すっごいんだよっ! ついに――ついに――」

 そういって歓喜に震える。


「……ごく」

 イブキの雰囲気に呑まれ月夜も思わず緊張する。


「シェンム~のゾクヘンがきまったんだってっ!!」(仮)


「…………………………なにそれ?」


「でんせつてきなゲ~ムだよ! むかしに2ホンでてるんだけどカンケツしてなくて――ジュ~ネンいじょ~つづきがでてなかったのが、こんかいシュッシシャをつのって200マンドルいったらセ~サクけって~なんだって!!」


「ふ~ん……ヨカッタネ」

 イブキとは対照的に興味なさそうに言う月夜だった。


 いまの勢いでいけば200万ドル集まりそうです。100ドル支援で体験版も楽しめます。締切は7月18日まで。

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